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茅ヶ崎・寒川 経済

公開日:2014.09.26

(株)ミヤザワ
紙+デジで新商材開発

  • 「付加価値パッケージ」をテーマに開発されたライブラックと宮澤泰隆社長

 段ボールの製造・販売及び物流センター等での請負業務など行う株式会社ミヤザワ(宮澤泰隆代表取締役社長)=本社・茅ヶ崎市萩園=がデジタル機能を活かした紙製陳列棚「LIVE(ライブ)Rack(ラック)」を開発した。

 様々な商材の販売促進を目的に開発されたライブラック。美粧性に優れ、軽量でフルオーダーが可能という紙ならではのメリットと、詳細な商品情報がその場で分かるデジタルの要素を合わせたのが特徴だ。

 同社では2年ほど前から得意とするパッケージ製品に付加価値があるような商品を開発しようとプロジェクトを進めてきた。試行錯誤を繰り返し、生まれたのが同商品。試作品として作ったのはゴルフバッグ型のケースやワインラックなど。宮澤社長は「会社の成長を楽しみながら考える、ということで開発メンバーの趣味を生かしたものになりました」と笑う。ゴルフクラブを専用の読み取り部分にかざすとモニターにそのクラブの情報が映しだされる、といった仕掛けは先ごろ東京ビックサイトで開催された「店舗販売エキスポ」でも関心を集め、反応も上々だったという。

 販売員に代わって商品の説明を行うと同時に、どの商品がどの位見られたかといった詳細な情報も集約できるこのシステム。「段ボールやパッケージは包むもの、という概念を変えるような取り組みを今後も行っていきたい」と宮澤社長は意気込みを話している。

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