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茅ヶ崎・寒川 人物風土記

公開日:2015.07.10

「全日本学生サーフィン選手権大会」で優勝した
石川拳大(けんた)さん
神奈川大学2年生 浜須賀在住 21歳

湘南の魅力を探訪

 ○…学生のサーフィン全日本選手権で、昨年に続き2年連続優勝を果たした。8月に開催される「NSA全日本サーフィン選手権大会」に学連代表として出場する。企業スポンサーが付くほどの実力者でありながら、人柄はいたって気さく。連覇を決めた時には、学生食堂で期間限定「石川選手2連覇記念定食」が作られるほど、学内でも人気者だ。

 ○…初めてサーフィンをしたのは、4、5歳のころ。その時の記憶は、今でも鮮明だ。両親とサーフショップへ行き、初めてサーフボードを買ってもらった。その時はボードがとても大きく感じ、自分で持つこともできなかった。小学生になると、サーフィンをするため家族で横浜から茅ヶ崎へ移住。海に行くことが日課になった。朝も放課後も、「いい波」を探して海沿いのサイクリングロードを自転車で走る。「あの頃はサーフィンしかしていませんでした」。そして、高校は語学留学のため4年間オーストラリアへ。サーフィンクラスに所属し、海が生活の一部になった。

 ○…神奈川大学湘南キャンパスに籍を置く。この地で学ぶにつれ「山も川も田んぼも畑も、どれも湘南の魅力」と感じ、更に湘南が好きになった。昨年、湘南をPRする学生サークル「NAVYZ」を創設。世界中に湘南の魅力を伝えようと、地元商店の店員や観光客に出演を仰ぎ、PR動画をインターネット配信した。サークル活動を通じて地域交流や組織管理を経験し、大学の講義にも身が入るようになったという。

 ○…音楽、カメラ、動画編集、イベント企画、地域振興。興味のある事を挙げればきりがないが、海から気持ちが離れることはない。「海は自分にとって、心から落ち着ける場所。サーフィンは生涯続けていきたいです」。目下の目標は、学生のうちにプロ資格を取ること。「プロの選手と同等に戦って、勝ち上がりたい。プロに匹敵する実力はある」と自信をのぞかせた。

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