横浜DeNAベイスターズの倉本寿彦選手(萩園中出身)が7月4日、阪神戦(横浜)で今季76試合目にしてプロ入り初本塁打を放った。
雨雲を吹き飛ばすかのような会心の一打をバックスクリーンに叩き込んだ。4点を追う6回一死一塁。阪神・松田遼馬投手が投じたストレートをこれまで貫いてきたフルスイングで跳ね返した打球は軌道を描き、フェンスを越えた。「打った瞬間、これは行くかもしれないと思ったがうまく風に乗ってくれた。(横浜)スタジアムで打てたことがうれしい」と反撃の口火を切る一打に笑みをこぼした倉本選手。
不振が続き、6月初めには二軍落ち。自身のスイングと向き合い、最短期間で再び一軍に上がると甲子園ではメッセンジャー投手からタイムリーヒットを放つなど勝負強さが際立ちはじめた。初本塁打の前日の試合からチームスタッフの古村徹さんのネックレスを身につけて臨むとヒットが生まれ、ゲンを担いでこの日もユニフォームの中に忍ばせて打席に立った。
記念のボールは手元に戻り、プロ初安打の時と同じく茅ヶ崎で見守る両親に贈った。「試合後に母からおめでとうって連絡がきました」とボールを握りながら笑みを浮かべた背番号5。ホームスタジアムの大歓声の中での一打に「一日一日、またここから足元を見てプレーしていきたい」と余韻に浸ることなく臨んだ広島戦(三次)では、2号本塁打を放つなど猛打賞を記録し好調をアピールした。すべては大混戦のセ・リーグを勝ち抜くため、一本足打法のバットマンは「夏の暑さと共に自分自身も乗っていきたい」と更なる飛躍を誓った。
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