浜須賀中学校女子ソフトボール部(井出裕監督・部員25人)が、7月4日から11日にかけて行われた茅ヶ崎地区の夏季総合体育大会で優勝。秋季大会、春季大会に続く3季連続で同地区大会を制した。
4月の春季大会優勝後に行われた湘南地区の春季大会で準優勝の苦杯をなめた浜須賀は、来る夏季大会に向けて他県の強豪チームとの練習試合に出向くなど「毎回ボロ負けになりながら」(井出監督)厳しい練習に取り組んできた。
奇跡のトリプルプレー
「勝つときはいつもギリギリ」という浜須賀。今大会でも準決勝を5対3で切り抜けるなど、辛勝を重ねて決勝へと駒を進めた。
決勝では茅ヶ崎地区と湘南地区の春季大会で優勝を争った「宿命のライバル」北陽中と対戦。4対2のリードで最終回を迎えたものの1点を返され、さらにノーアウト満塁のピンチに追い込まれた。バッターの放ったライナーをセンターがキャッチし、すばやく2塁へ送球してツーアウト、セカンドが1塁へと送り、あざやかなトリプルプレーで勝利を勝ち取った。井手監督は「浜須賀は苦しい試合に慣れていて、粘り強く最後まで望みを捨てないチーム。苦労の末の勝利は本人たちの努力や保護者の協力があってこそ」と称賛した。
監督デザインの優勝旗
もうひとつエピソードがある。今大会の優勝旗は、美術教師でもある井手監督が大会の協賛企業に依頼されデザインしたものだった。「他のチームに持っていかれたら寂しい。お前たちがとってくれ」――。チーム一丸となり、監督の思いを実現させた大会となった。
茅ヶ崎版のローカルニュース最新6件
|
|
|
|
|
|
|
<PR>