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茅ヶ崎・寒川 社会

公開日:2015.09.04

座礁したクレーン台船
流出軽油の処理完了
高波で撤去作業は難航

  • 高波で作業が難航し台船部分は撤去できていない=9月1日撮影

 柳島の海岸沖に450tのクレーン台船が座礁し、軽油が流出した事件で8月28日、管轄の平塚市は「船体の軽油を抜き取り、現場から搬出した」と発表した。

 クレーン台船は7月16日の台風11号による川の増水で、停泊していた相模川河口付近から約500m東方まで流され、柳島海岸沖の防波堤と波消しブロックによって座礁した。

 事故後の8月24日、茅ヶ崎市の漁業関係者が幅100m、南西方向に1・5kmに渡って軽油が流出しているのを発見。その日のうちに関係業者らが軽油を蒸発させる撹拌作業などを開始した。

 台船には2000リットルの軽油が残っているとされていたが、高波の影響で一時作業が中断され、28日になってようやく再開、船体にあった軽油の抜き取りは完了した。

 同市担当課は「海面の軽油も撹拌により全て蒸発し、2次被害の報告も受けていない。しかし台船部分などの撤去は高波の影響で難航しており、天候が安定するまで作業は難しい」と話している。

 なお、事故や流出の原因については同市で現在も調査が行われている。

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