茶道裏千家の名誉師範である山口悦子さん(87)=茅ヶ崎市東海岸北在住=がこのほど2015年度外務大臣表彰を受賞し、飯倉公館で表彰式が行われた。
茶道を通じ、ポーランド(波蘭)における日本文化の普及に尽力したとして同表彰を受賞した山口さん。
40年にわたりポーランドのクラクフ市で茶道の普及を続けており、昨年は同市から日本との交流に寄与したとして勲章「ホノリスグラティエ」を授けられている。山口さんは「立派な賞を頂き、親孝行ができた。裏千家のために尽くしてきたことが理解され嬉しい」と受賞を喜んだ。
きっかけは夫の単身赴任
40年前にメーカーの技術者としてクラクフに単身赴任していた夫のもとを訪ね、茶を振る舞ったのが交流の始まり。
以来、年に2回のペースで同市に足を運び、市民に茶道を広めているほか、多くの教え子を輩出している。こうした活動は裏千家からも称えられ、ポーランド支部を立ち上げるきっかけにもなった。
12歳の時母親の奨めで茶の道に入った山口さんは、現在も茅ケ崎高校や北陵高校などで茶道を指導。北陵高校では50年にわたり指導を続けており、次の世代への文化継承にも注力している。
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