茅ヶ崎市周辺の海岸で、5月5日から8日頃にかけて「赤潮」が発生した。
赤潮とは、海中のプランクトンが増殖することで、海面が赤やピンクに見える現象をいう。県水産技術センターは、今回の発生原因を季節的に海水温が上がったためと推測している。
湘南海上保安署によると、巡視船から5日午後に「茅ヶ崎市から鎌倉市などの沿岸部に赤潮とみられる海域が点在している」と報告があった。
市農業水産課によると、相模湾でこの時期の赤潮は珍しくなく「GWとかぶったことなどもあり注目が集まったのでは」と話した。
同課によると、市漁業協同組合から漁獲への影響や漁具などの被害報告は上がっていない。「しらすなど、海産物への影響もないので、安心して食べてほしい」と呼びかけている。
また、赤潮状態の海に入ったり、海水を飲んだりすることによる体の影響もないという。
10日の雨などで流されたとみられ、16日現在、赤潮は確認されていない。11日に海岸を訪れていた地元のサーファーの男性は「茅ヶ崎の海はやっぱり青くなくちゃ」と話していた。
赤潮に伴い夜光虫も確認
赤潮発生時の夜、菱沼海岸などの海岸では海の発光現象が確認された(=写真・市景観みどり課提供=)。赤潮のプランクトンに「夜光虫」が含まれている場合に発生する現象で、幻想的な光景は人気があり、SNSなどの情報を聞きつけて市外からも人が訪れていた。
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