茅ヶ崎版 掲載号:2018年3月16日号 エリアトップへ

ギネス認定に町工場の力 世界最小ハンドスピナー

経済

掲載号:2018年3月16日号

  • LINE
  • hatena
ギネス記録に認定された世界最小のハンドスピナー
ギネス記録に認定された世界最小のハンドスピナー

 ミネベアミツミ株式会社(本社:長野県)が開発したハンドスピナーがギネス記録の認定を受けた。その製作には、円蔵に本社を置く金属加工メーカー・株式会社由紀精密の協力があった。

 ハンドスピナーとは、通常7cmから8cmほどの大きさで手の上で回して遊ぶ玩具。中心にあるベアリングが羽根の回転を支える構造となっている。今回世界最小としてギネス認定されたハンドスピナーは、全長5・09㎜。自動車や家電などに使用されるミニチュアベアリングで、世界60%のシェアを誇るミネベアミツミがベアリングを製造した。同社は2015年に直径1・5ミリの世界最小ベアリングでギネス認定を受けており、「このベアリングを使って何か面白いものはできないかと考えたのがきっかけだった」とミネベアミツミの石川尊之広報室長(47)は話す。

 当時アメリカを中心としてハンドスピナーが流行しており、「どうせならギネスを狙おう」と昨年8月に企画が始動。羽根の設計や組み立てを依頼したのが、茅ヶ崎で精密部品の製造・加工を請け負う由紀精密だった。

「超精密」で世界へ羽ばたく

 2社の出会いは時計師の浅岡肇さんが手がける高級腕時計製作のプロジェクトで、共に部品提供を行ったときだった。由紀精密の精密部品加工の技術力を見込んだミネベアミツミが、「由紀精密さんなら何とかしてくれる」と今回のプロジェクトを持ちかけた。

 2社はベアリングの特性や細部の調整について、繰り返し打ち合わせを行った。通常業務の合間を縫って製作にあたり、設計を担当した由紀精密開発部の永松純部長(40)は100を超える試作品を作ったという。「小さくしたまま全体の強度を保つことが一番の難所だった」と振り返る。

 昨年11月、名古屋でプロの測定士による認定試験が行われた。サイズや回転の具合などの測定の様子がビデオで記録され、ギネスワールドレコーズの日本支社に提出。約2週間の審査を経て、11月下旬にギネス記録として認定された。測定の場に立ち会ったミネベアミツミ広報室の柴田亜里沙さん(33)は「知らせが届くと、真っ先に由紀精密さんにお知らせしました」。

 由紀精密は金属加工メーカーとして、航空宇宙や医療機器などの先端分野で活躍の場を広げている。「お話をいただいて感謝。これからも『超精密』をキーワードに、共に最先端の技術に挑戦していきたい」と企画広報課の伊達令さん(26)。茅ヶ崎の町工場から今日も世界へ挑戦し続ける。
 

左から石川さん、柴田さん、伊達さん、永松さん
左から石川さん、柴田さん、伊達さん、永松さん

キャッシュレスで全品5%還元

電子マネー払いで即日還元、クレジット払いで引落時還元。2020年6月まで。

http://www.fresh-tamaya.jp/

<PR>

茅ヶ崎版のローカルニュース最新6

子どもの施設で消毒作業

茅ヶ崎青年会議所

子どもの施設で消毒作業 社会

5月29日号

エッセイ『くさぐさの記』刊行

作家・あやのさん(浜須賀在住)

エッセイ『くさぐさの記』刊行 文化

5月29日号

割引券で事業者応援

割引券で事業者応援 経済

飲食店以外にも広がり

5月29日号

県内プロ15チーム 1つに

県内プロ15チーム 1つに スポーツ

eスポーツで医療支援

5月29日号

今年の映画祭はオンラインで

ハクエイ・キム ジャズ公演

ミュージシャンを応援しよう

ハクエイ・キム ジャズ公演 文化

6月7日 ハスキーズで

5月29日号

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 2月7日0:00更新

  • 2月8日0:00更新

  • 8月10日0:00更新

茅ヶ崎版のあっとほーむデスク一覧へ

最近よく読まれている記事

コラム一覧へ

茅ヶ崎版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2020年5月29日号

お問い合わせ

外部リンク