茅ヶ崎市立図書館のテラスで育つ「郁子(むべ)」の実が、収穫時期を迎えた。むべはアケビ科の常緑性のつる植物。「無病長寿の霊果」の伝承があり、天智天皇が食し発した「むべなるかな」(もっともであるな)という言葉は、慣用句としても知られる。
緑化を目的に1983年の開館当時から植えられ、3年ほど前から「絵手紙の題材にしたい」という利用者の声をきっかけに、無料配布を始めた。今年は約500個を収穫し、11月8日に配布。訪れた人々が物珍しげに手に取る様子が見られた。2回目の配布も予定しており、同館は「季節のほんのおすそ分け。興味ある方は気軽にお声掛けください」と呼びかけた。問い合わせは同館【電話】0467・87・1001へ。
郁子(むべ)
別名「トキワアケビ」。春に白い花、夏につけた実は、秋になると赤紫に熟す。食用。アケビと異なり熟しても割れず、中の種の周りのゼリー状の果肉は、素朴な甘さがある。
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