茅ヶ崎・寒川 教育
公開日:2019.11.01
「まちぽっち通信」が50号
浜見平にスポット当て続け4年
「まちスポ」の愛称で知られる「まちづくりスポット茅ヶ崎」が発行する「まちぽっち通信」がきょう11月1日、2015年10月に創刊してから50号を迎える。浜見平地域周辺のヒト・モノ・コトに焦点を当て、ファンを獲得してきたローカルメディアを取材した。
まちづくりスポット茅ヶ崎は、地域や世代をつなぐための交流の場や機会を提供する特定非営利活動法人。スペース提供やイベント主催の事業がある中のひとつが「まちぽっち通信」の発行だ。
同通信は、15年4月の開所から6カ月かけて、掌になじむ折り方やコンテンツ整理、読者のニーズなどを探りながら誕生した。まちスポ茅ヶ崎事務局長の秦野拓也さんは、「『50年後も住み続けたいまちへ』をテーマに生まれたまちぽっち通信が、創刊当初に目指していた50号まで続いて本当にうれしい」と感動もひとしおだ。
浜見平の歴史切り取る
過去の通信を開くと近隣店の様子や、かつての浜見平商店会の様子など変わりゆく浜見平のシーンを切り取っている。16年6月第9号から同年12月15号にかけてBRANCH茅ヶ崎2の施工の様子を追い続け、工事に携わる人の顔写真と思いを掲載することで、どんな建物ができるか不安な住民に情報を届けた。
「まちのひとスポット!」は、創刊当時から続く名物コーナー。地域で活躍する人を取り上げ、その人柄を伝えてきた。メイン記者の柴田真季さんは、「取材を始めてから町で声を掛けられることが増えた」と朗らかに笑い、「結婚を機に北海道から茅ヶ崎に越してきて、孤独だった自分が地域と関わるきっかけを作ってくれた。まちぽっち通信を通して、地域の人が関わり合う機会を作りたい」。
この通信を媒介に、人々の交流も生まれている。秦野さんによると、通信を手に来所して感想を伝える人や、表紙に感想を書き添えて友人に配る人もおり、コミュニケーションツールにもなっている。
現在1800部を配布。まちスポ茅ヶ崎や、茅ヶ崎市役所、公民館、観光協会など市内約140カ所に配架する。秦野さんは、「次は100号を目指したい」と意気込んだ。
問い合わせは、まちスポ茅ヶ崎【電話】0467・89・2501へ。
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