新型コロナに感染し、軽症、重症で隔離闘病を体験した、市内在勤の男性2人に話を聞いた。
40代男性・軽症
昨年12月17日夜に37・5度の発熱があり、翌朝は喉の痛みも。夕方、医療機関を受診した際には38・5度まで上昇し、ドライブスルー方式のPCR検査を受けた。約30分後の結果は陽性。男性は「どこで罹患したか分からない」と戸惑った。
ホテルを療養先に選択し、20日に送迎車で県指定のホテルへ。人影は無く、置いてある指示書に従い療養を開始した。
療養中は、「神奈川県療養サポート」から送られてくるLINEで健康状態を確認した。解熱後、今度は味覚に異常が。塩味を強く感じ、弁当はほとんど手を付けられなかった。そんな中でも、クリスマスイブにはチキンとケーキが。「気が利いてる」と和んだ。
後半は健康そのもので27日に帰宅。「処方薬は解熱剤などよくあるもの。結局コロナってなんだったんだろう」。男性は首をかしげた。
30代男性・重症
昨夏に参加した会食でクラスターが発生。感染者の1人になった。
7月31日、起床とともに発熱と倦怠感を感じ、「まさか…」とすぐに保健所に連絡。救急車で搬送され病院でPCR検査を受けるも、結果を聞く前に40・6度まで発熱し、意識がなくなった。
目覚めた時は、酸素マスクを装着し、別の病院に転院した後だった。38・5度以上の高熱が2週間続き、「頭痛もあったし、髪も尋常じゃないくらい抜けた」という。
男性が罹患した当時は、「『陽性者=悪』みたいな風潮があった」と振り返る。「心ない言葉をぶつけられたり、陰口も酷かった」。男性自身も「誰かにうつしていたら…」と不安になることも。「誰にでも罹患するリスクはある。そう思うことで許しを請うた」
退院は8月21日。「街全体が風邪を引いているように活気がない。早い終息を願います」
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