文教大学の湘南キャンパス(近藤研至学長)に設置されている国際学部と経営学部の全学年が、今年4月から新設の東京あだちキャンパス(足立区)へ移転する。湘南キャンパスの学生の定員数は3180人から約半減の1540人となる。
文教大学は越谷キャンパス(埼玉県)に教育学部、人間科学部、文学部を、湘南キャンパス(市内行谷)に国際学部、経営学部、情報学部、健康栄養学部を持つ、学生数約8400人の総合大学。湘南キャンパスでは4学部合計で3180人の定員を擁し、このうち定員ベースで国際学部と経営学部の1640人が東京あだちキャンパスへ。移転後は湘南、越谷、足立の首都圏1都2県にまたがる3キャンパス体制となる。
今年4月からは、情報学部(情報システム学科、情報社会学科、メディア表現学科)1140人、健康栄養学部(管理栄養学科)400人、合わせて1540人が湘南キャンパスで新たな春を迎える。
都心回帰などで新拠点を設置
学部移転を発表したのは2017年。文教大学では学生の都心回帰の進行による競争力の低下、文科省の規制強化による学生定員の抑制、また学生の自宅からの通学志向の上昇などを背景に、学部学科見直しの必要性が提起されていた。しかし、学生数に対して既存のキャンパスが狭くなってきているほか、越谷と湘南の両キャンパスは距離が離れており、連携が難しい状況だったことから、大学の中核的な拠点として新キャンパス開設を計画し、対応を図った。
文教大学は今後の展望として「培ってきた人材・知識・経験をキャンパスを越えて融合し、”一つの文教”で社会的課題の解決に挑戦し、広く社会の発展に寄与していきたい」としている。
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