施設の利用者が糸を織る様子を見る早房さん（右）と宮崎さん（中央）
白浜町在住の早房あかねさん（51）＝人物風土記で紹介＝と宮崎ゆき江さん（47）が考案した食器洗いアクリルクロス「キッチンユンデ」を、知的障害者を支援する地域活動支援センター「サザンベア」（矢畑）の利用者が手織りで制作している。
キッチンユンデは、洗剤を使わず食器を洗うことができ、速乾性がある衛生的なクロス。同じく早房さんたちが考案した工場製の「キッチンメッテ」とは異なり、手織りで作る。
普段サザンベアの利用者は、マフラーやコースター、雑誌の付録の折り込みなどの作業を行っているが、カラフルで綺麗な模様ができるキッチンユンデは「難しいけど作っていて楽しい」と評判のようだ。
サザンベアの山本恵一施設長（73）は、「今年はコロナで作品展もできない。もともと利益度外視で運営しているが、ユンデの仕事は利用者のおお小遣いになるのでありがたい」と話した。
キッチンメッテ展
キッチンメッテとユンデが並ぶ「キッチンメッテ展」が３月27日（土）まで、すずの木カフェ（元町４の32）で開かれる。問い合わせは【電話】０４６７・８２・３４１１へ。
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