県政報告 パワーアップ神奈川! 神奈川県議会議員 永田てるじ
神奈川県議会令和3年第1回定例会が3月25日に閉会しました。今議会では新型コロナウイルス感染拡大後として、初めての当初予算編成となりました。主な概要についてご説明致します。
県では「コロナから『いのち』と『暮らし』を守り抜く」として、令和3年度は危機的な財政状況の中、徹底した事業見直しに加えて、県債や財政調整基金を活用して必要な対応を図るなど、新型コロナウイルス感染症対策として、医療体制の維持や県内経済の着実な回復に向けた施策を的確に、スピード感をもって実施していく予算編成となりました。
一般会計は前年度比7・6%増の2兆484億円、特別会計は2兆474億円、企業会計1493億円で総額は1・2%増となる4兆2452億円。4年連続で過去最大となっています。
■新型コロナウイルス感染症対策
総額1552億2331万円を計上。病床確保2300床、感染症専門病棟の運営、宿泊療養施設の運営、ワクチン接種体制の整備などの医療提供体制の維持。制度融資枠3000億円(過去最大)の確保や信用保証料引き下げに対する補助等による支援継続、感染拡大防止対策やビジネスモデルの転換事業に対する補助など経済回復に向けた支援を実施します。
■県民生活に直結する事業の着実な推進
水害や土砂災害から、県民のいのちと財産を守るための水防災戦略の着実な推進、児童・生徒の安全確保のための新まなびや計画の着実な推進。市町村基盤強化総合補助金、市町村振興資金貸付金、市町村地域防災力強化事業費補助金など、市町村に対する補助金等の拡充が実施されます。
■徹底した事業の見直し
SDGsアクションフェスティバルやME―BYOサミットやME―BYOフェスタなど、県主催行事の中止などで見直し額は8億2976万円。海外視察、国外派遣の中止で▲9368万円。足柄上合同庁舎車庫等新築工事やスポーツセンター球技場天然芝回収工事の中止(4年度以降に先送り)で▲12億円など、不急の建設事業の中止などで12億4452万円の見直しが行われました。その他、ヘルスケア・ニューフロンティア推進事業やマグネット・カルチャー推進事業など、知事肝いりの事業に対しても徹底した見直しで約110億円の減となります。
◇予算委員会では自民党会派として、新型コロナ対策、防災、福祉、経済対策など県政全般にわたって質疑をし、私は「再生可能エネルギー利用拡大と省エネ」、「孤独・孤立対策」、「県有施設の維持更新」などについて質疑を担当し、その中で市内の柳島記念館の建替えについて要請致しました。
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