ビーチテニス選手で東海岸南在住の宇佐美力さん(27)と横浜市在住の土肥弘幸さん(36)ペアが4月12日から1週間、アラブ首長国連邦のラアス・アル=ハイマでITF国際ビーチテニストーナメントに挑み、日本人ペア初のベスト8進出を果たした。
レベル別の同大会で、宇佐美・土肥ペアは6段階中2番目の「BT200」で戦った。2セット先取で勝利となる同大会。1回戦の相手は、強豪国のイタリア人ペアで世界チャンピオンが1人含まれていた。そんな相手にも実力を発揮し2―1で勝利した。2回戦はロシア人ペアと対戦し2セットをストレートで奪取。迎えた準々決勝では、ロシアの若手選手の勢いを止められず0-2と敗れたが、ベスト8という好成績を残した。
海外での敗北糧に
宇佐美さんは海外の大会に参加する度に外国人選手の強さを痛感。「やる気を確かめる年にしたかった」という2020年、新型コロナが世界を襲った。大会も軒並み中止に。その状況下でも「腐らずに練習していた」と海外での敗北を糧にトレーニングから見直し、鵠沼海岸のサーフビレッジでの練習を欠かさなかった。
約1年間試合ができていなかった時に今回の話が舞い込み、「このまま終わりたくない。勝てなかったら就職しよう」という強い覚悟のもと、海外の大会に今後を懸けて挑んだ。
コロナ対策は日本と現地の往復で計7回のPCR検査や隔離が行われた。「不安はあった」が陰性の結果が出て「試合での緊張は解けた。成績を出さなきゃ」という気持ちにつながった。海外での勝利に「まだビーチテニスをやりたいと思った。競技を知ってもらえるようもっと有名になりたい」と話した。
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