芹沢に本社を置く(株)井戸屋(綾 久 代表取締役)は、独自に開発した「災害用水洗トイレシステム」4機を茅ヶ崎市に寄贈した。7月29日には、設置場所となる第一カッターきいろ公園(中央公園)で式典が執り行われ、綾代表は、「阪神淡路大震災や東日本大震災では、トイレを我慢したことが原因で亡くなった方もいた。災害時等で苦しむ人が出ないように役立ててもらえたら」と語った。
同トイレシステムは、2014年に寄贈した太陽光発電パネル付きの「防災井戸」と連結する形で西側入口付近に設置。停電や断水時も、井戸で地下水を汲み上げて水洗トイレとして利用でき、汚物は下水管に直接流す仕組みのため衛生面に優れているのが特徴だ。プライバシーの配慮のために、影が映りにくいテントを採用し、内側から鍵も掛けられる。平常時は更地だが、災害時には女性でも簡単に設営ができるという。
同システムは15年に浜見平のしろやま公園にも導入されており、市内では2カ所目の設置。佐藤光市長は「大切に使わせていただく」と述べた。
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