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茅ヶ崎・寒川 社会

公開日:2021.08.13

添田さん宅(南湖)の資料
空襲への備え伝える

  • 投げて使う消火弾の広告



 市内南湖の会社員・添田一信さん(56)が、昭和初期の古い広告類を整理している。祖父の添田良信さん(故人)が収集したもので、戦争に関する資料が数多い。





 右の図は太平洋戦争が始まる4年ほど前に、茅ヶ崎町民(当時)に配られた資料の一部。各家庭での燈火管制のやり方について材料や寸法などを解説し、店の看板や工場の火気についての指南もある。「空襲時における町民の心得」では、硝子窓に近寄らない、流言や宣伝に惑わされるな等と呼びかけ、毒ガス弾については「腐ったリンゴ」「ドクダミ」といった臭いの一覧も添えられ、警戒していた様子がうかがえる。戦時中、茅ヶ崎は1945年の平塚空襲(市内554世帯1285人が被害)などの戦災に見舞われた。

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