茅ヶ崎・寒川 社会
公開日:2021.11.19
虐待の”傷”話し合える場
当事者女性が団体発足
市内在住の西かほりさんがこのほど、虐待で傷ついた心を癒す場を作ろうと「助け未来21」を立ち上げた。11月21日(日)には初めての「集会」を茅ヶ崎市勤労市民会館で開く。参加無料。対象は虐待被害者で18歳以上の女性。精神的、性的、身体的虐待やネグレクト等虐待の種類は問わない。
自身も虐待を受けた西さん。大人になってトラウマに悩むようになり「相談に行った場所で気持ちを分かってもらえなかったり、他の人の話を聞くうちに精神的に沈んでしまうことがあった」という。苦しい時期を乗り越えた今、「心から笑えている、自分が生きている感覚が持てる今が幸せ」と話す。
「泣いてもいい」
「会を作った一番の理由は泣いてもいい場所を作りたかったから」。決まった形はなく、「話したくなければ話さなくていい。ふたをした感情を少しずつ出せる場にしたい」という。「虐待がつけた心の傷で、生きづらさを抱えている人を孤独にさせたくない。力になれば」と話した。
初回以降は毎月第1・3日曜日の午後1時30分〜3時30分(1月2日は休み)に同館で実施。定員18人、初めての参加者は必ず問い合わせを(当日連絡可)。電話がつながらない場合は名前とメッセージを留守電へ。また、会に賛同しチラシを掲示可能な店などを募集中。
(問)西さん【携帯電話】090・8502・8664または【メール】tasukemirai21@gmail.com
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