伊勢原 ピックアップ(PR)
公開日:2026.01.01
モンゴルの日本人抑留者の真実とは―
「戦争はまだ終わっていない」
浄発願寺住職 塚越慈徳さん
第二次世界大戦後、約1万4千人の日本兵などがモンゴルに抑留され、首都ウランバートルなどの都市建設のために過酷な強制労働を強いられたことは、あまり知られていない―。
伊勢原市日向の浄発願寺住職、塚越慈徳さんは現地に赴き戦没者の供養などを続けている。
―モンゴルで日本人抑留者を研究するウルジートグトフさんとの出会いがありました
「全国抑留者協会から声を掛けられ訪問団とともにモンゴルに行きました。ウランバートル市郊外の街を一望できるゲル地区に日本兵が強制労働を強いられた石切り場があります。採石場はいつしか荒れ果て、ウルジーさんは土地を買い取って公園に整備し、私財で日本人抑留者の博物館「さくら」を建設したのです」
―抑留者は建築や石切、インフラ整備など様々な重労働に従事し、この間に約1700人が亡くなったと聞きます
「モンゴルで、日本人抑留者の監視員をしていたという監視員のチョグサム・ジャブさん(101歳)に実際にお会いして話を聞きました。彼によれば日本人は非常に真面目で働き者、上下関係もしっかりしていたそうで、モンゴル人とも友好的な関係を築いていたそうです。
―モンゴルでは当時の建物が今も使われているそうですが
「政府庁舎や国立大学など、日本人が建設に関わった建物が30以上あり、今も使われている。こうした建設に日本人抑留者が従事したことを知り、衝撃を受けました。実際に自分の目で見て本当はどうなんだろうと知りたかった。その事実は戦後80年経った今も、日本はもちろん、モンゴルでもあまり知られていません」。
―昨年7月には天皇皇后両陛下が慰霊碑を訪問されました
「ウランバートル中心地より約15Kmのダニバダルジャーという墓地跡地に建てられた場所です。私は12月8日の開戦記念日に生まれた。御霊の慰霊はもちろん、遺骨の1日でも早い帰国を実現させることが、使命ではないかと感じている。いかに戦争がおろかだったか、遺族にとってはまだ戦争は終わっていないんです」
―昨年10月にはウルジーさんと息子さん、通訳らを住職が自費で日本に招き、講演会も企画されました
「伊勢原と東京、北海道で講演会を開催しました。多くの方に足を運んで頂き、とても感謝しています。歴史の空白に忘れられたモンゴルの日本人抑留者の真実を伝える活動を、私の命ある限り続けていくつもりです」
■浄発願寺【電話】0463・94・3954
天台宗 浄発願寺
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伊勢原市日向1816(伊勢原駅北口日向薬師行き乗車、終点より徒歩10分)
TEL:0463-94-3954
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