全国からエアロビの強豪が集い、日本一を競う「スズキジャパンカップ2021」。11月7日に行われたこの大会で、市内に拠点を置くエアロビックチーム「アステム湘南VIGOROUS」(ひばりが丘・小林祐美代表)の上田真穂さん(30)、姉弟の今村菜子さん(20)、一歩さん(18)の3人がシニアトリオで王座に輝いた。デイビット・ギャレットの「Beethoven Scherzo」という曲で演技をした。
大会の1週間前、出場予定だった選手が怪我で欠場することになり、急きょ一歩さんが出場した。「驚いたが、出られない人の分も頑張ろうと思った」と振り返る。菜子さんは「男子が入ったことで力強さが出た。3人だからこその良さがあった」と話す。1週間で3人での絡みがある部分を重点的に練習し、2位の岡山のクラブと0・306点差の19・750点で優勝した。
ファンクラブ設立
現在、エアロビックにはプロの世界はなく、遠征や世界大会への交通費などは自費で賄っているという。上田さんも働きながら競技に打ち込んでいる。経済的負担を減らしてパフォーマンス力を上げようと昨年春、ファンクラブを設立した。年会費3500円〜2万円の会員を募っており、入会するとサイン入り写真やオリジナルグッズを受け取れる。
さらに地域のつながりを持つため、飲食店にチームのポスターを貼らせてもらったり、練習場所に飲食店のチラシを貼ったりと知名度の向上へ向け、地道な努力も重ねている。
「エアロビックは身体能力を競い、新体操のように曲を使って演技するパフォーマンス性の高さが魅力」と一歩さん。上田さんは「競技としてする側も観る側も楽しい。ジャンプ系が得意なので空中での高さを見てほしい」と話した。
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