2022(令和4)年成人のつどいが1月10日(月・祝)、茅ヶ崎市民文化会館で行われ、2373人(男性1155人、女性1218人)が新たな門出を迎える。感染症対策のため、出身中学校ごとに分かれ、45分の3部制となるものの、2年ぶりの会場開催(オンライン配信もあり)。どのような式になるのか、準備を進めてきた実行委員会委員長の児玉純良さんと清水海月さんに聞いた。
「勢いで」委員長に
――実行委員を引き受けたきっかけは。
児玉 実は全然自発的じゃなくて、中学時代の先生から「やってみない」という連絡があり、気づいたら決まっていたという感じです。
清水 私は卒業後も中学時代の先生と連絡をとっていたので「依頼がきっと来るだろうな」とは思っていました。コロナで大学の行事は全くできていなかったので、何か一つ大きいことをやりたいと思って決めました。
――実行委員長が2人は珍しい体制ですね。
清水 初めての集まりで役職を決めることになったのですが、勢いで私たちが手を上げてしまって。そうしたら別に2人でもいいんじゃないということになりました。
――コロナ禍の2年間、どのように過ごしてきましたか。
児玉 大学もすぐにオンラインが中心になってしまいました。プログラミングを学んでいることもあるのですが「パソコンが友達」という感じで、完全に引きこもっていました。いまは徐々に通学も始まっているので、人と話せることがすごく楽しいです。
清水 私も似たような状況です。だから、実行委員会は久しぶりに新しい友達ができた感じです。
――式典に向けて、どのような準備をしてきましたか。
児玉 私は主にパンフレットを制作しています。感染対策として、会場で配布するのではなく、案内状に二次元コードがついていて、それを読み取ると見ることができるようにしています。また式典で流すメッセージを中学校の先生や茅ヶ崎ゆかりの著名人の方にお願いしたり、スライドショーに使う中学校時代の写真などを集めたりしています。
清水 私は記念事業として「エボシパス」の準備を進めてきました。これは新成人が身分証と一緒に提携するお店や会社で提示すると、特典や割引が受けられるものです。多くの人に利用してもらって、新成人の力で少しでも地域を元気にしたいと思います。
今こそつながりたい
――テーマが「環(めぐる)」。その意味を教えてください。
児玉 イメージとしては横の環と縦の環があって、横は地域とのつながり、縦は家族や先生、先輩たちといった上の世代と、これから大人になる下の世代で、その両方に感謝をつなげていきたい、という意味です。
清水 エボシパスは、このテーマが決まってから「多くの人とつながりたい」という気持ちがすごく強くなりました。
早く会いたい
――式典に参加する同世代の皆さんにメッセージを。
児玉 早くみんなに会いたい、という感じです。成人のつどいはこの日この時間しかないものだし、その時を大事に参加してもらえたらいいな、と思います。
清水 なるべく参加している意識を持てるようにスライドショーの写真を多くの人から集めたり、開催に関するアンケートとかもとったりしました。もちろん楽しみにしている人ばかりではないと思いますが、自分から参加したいと思って、素直に楽しんで思い出に残るそんな日になったらいいな、と思っています。
――将来の目標や、どのような大人になりたいか、教えてください。
清水 元々中学校の先生になりたくて教職課程も取っているんですけれども、今回のようにイベントを企画したり運営したりするのも大好きなので、舞台やコンサートの仕事にも興味があります。どの道を選ぶにしても、人に楽しみや夢を見せられる、そういう仕事につけたらいいな、と思っています。
児玉 尊敬している人が、志村けんさんとか明石家さんまさんなんです。自分自身も人を楽しませることが大好きなので。具体的に進む道はまだ決めていないのですが、価値とか経験を人に与えられるような仕事がしたいです。
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