4月から茅ヶ崎郵便局の局長に就任した 福嶋 大児さん 小和田在住 56歳
不易流行を追い求めて
○…昔も今も日本の社会インフラの一翼を担う「郵便局」。SNSなどの発展に伴い、手紙やハガキの活用が減少する一方で、EC販売などの影響で郵便物は急増するなど、そのニーズは大きく変わり始めている。「さまざまな面で郵便局も変化が求められている。時代の流れをしっかりとつかみ、地域の皆さまのお役に立てるよう努めていきたい」と抱負を語る。
○…高校卒業後は一般企業に就職したが、お客様と身近にかかわれる場所で社会に貢献したいと、1986年に郵政省に入省。配達や総務職を経て、40歳を前に管理職に抜擢された。神奈川県内を中心に15カ所の郵便局をまわり、局長職は茅ヶ崎で4局目となる。「販売からイベント事業など、仕事の思い出は数えきれない。働きやすさや作業効率、品質管理まで、良くも悪くも追求してしまうのが性分ですね」と自己を分析する。
○…横浜市泉区出身で30代前半の結婚を機に、茅ヶ崎に移り住んだ。「海が近く、開放的なまち。とにかく気持ちが良いところ」と当時から印象は変わらない。休みの日は、海岸の散歩とウクレレを弾くなど茅ヶ崎らしい生活を送っている。「これまでは地元で何かをするというのは少なかったので、茅ヶ崎で仕事ができるのは思い入れが強い。仕事以外もやらないと、と思うけれど、性格上まずは仕事から貢献ですね」
○…モットーは”七転び八起きならぬ『百転び百一起き』”。管理職に就いた時、激変する時代に確実なものはないと考え、何でもチャレンジしようと覚悟を決めた。「内外から意見を吸い上げ、求められる本質を見出し、形にしていきたい。それが地域の発展につながるはずですし、そうだと信じています」と持論を展開する。
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