茅ヶ崎・寒川 経済
公開日:2022.07.22
ラスカ接客コンテスト
茅ヶ崎店から3人が「スター」に
駅ビルラスカで働く従業員が接客技術を競う審査会「ラスカスター」の決勝大会が先月開催された。茅ヶ崎、平塚、小田原、熱海の4館の予選会を勝ち抜いた20人が出場し、茅ヶ崎店からは大賞に田熊さや子さん(URBAN RESEARCH Sonny Label)、3位に若佐美笛さん(アメリカンホリック)、優秀賞に鈴木美穂子さん(カルディコーヒーファーム)が入賞した。3人に仕事への姿勢や接客のこだわりを聞いた(撮影時だけマスクを外しています)。
「地域一番の居心地いい場所に」
来店客のニーズを聞き出すトーク力に歯切れのよい言葉遣い、明快な提案で「文句なし」の大賞となった田熊さん。「勝ちたいという気持ちよりも、茅ヶ崎のまちとラスカが大好きなので、その気持ちを表現しようと思っていました」
もともとダンサーとして活動し、アパレル業界に入ったのは30代になってから。「ささやかだけれど、衣料品は誰かの人生に寄り添って彩りを与えられるもの。当店を訪れた方が笑顔になるお手伝いが出来たら」
2017年からラスカ茅ヶ崎店で働いた後、一度は故郷の兵庫に戻ったが「出会った人たちの温かさが忘れられなくて」昨年、同店に復帰した。
今後の目標は「地域一番店にすること」。ただ、売上など数字を追う意味ではないという。「あの店にいくとなんだか居心地がいい。そんな場所を目指したい」
「対面だから伝えられることを」
「実は緊張で何を言ったか全然覚えていないんです」と審査を振り返る若佐さん。「それでも普段通りの接客が実践できたことは自信になりました」と笑顔を見せる。
「人とのコミュニケーションが好き」と大学卒業後、同社に入社し、都内の店舗などでも勤務した。2016年に第1子を出産し、18年から生まれ育った茅ヶ崎で働く。
近年は衣料品もインターネットで購入するケースが増えている。だからこそ接客の際は「生地の触り心地や洗濯の際の注意など、対面だから伝えられることにこだわっています」という。
秋に第2子の出産を控え、間もなく産休に入る。「お腹をなでて『元気な子どもを産んでね』と言って下さるお客様もいます。一人一人としっかり関係を築くことができるのは茅ヶ崎ならでは。ここで働けて良かった、と本当に思います」
「食の楽しさ伝えたい」
優秀賞に輝いた鈴木さんは「緊張感はありましたが、普段通り目の前のお客様と会話し、提案できました」と話す。
こだわりのコーヒーを主力商品に、ユニークな食材が並ぶカルディ。学生時代に取得した栄養士の資格を生かして、栄養価などを伝えたり、レシピを提案することも多い。「お客様から聞いたアレンジを自分で試してみて『これはいい』と思ったら、他のお客様に伝えることもあります」
小学2年生と3歳の母親でもあり、慌ただしい毎日だが「もともと料理や食べることが大好き。常連のお客様も多くて『いつも元気をもらってるよ』と言われることも。大変ですがやりがいを感じています」
現在は系列15店のスタッフ指導も任されている。「今回の審査会でも大きな学びがありました。後輩たちにもそれを伝えていきたい」
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