茅ヶ崎・寒川 トップニュース文化
公開日:2022.09.09
市立図書館
「本との出会い楽しんで」
鶴嶺高生がPOP作成
茅ヶ崎市立図書館本館1階にある特別展示コーナーで、県立鶴嶺高校の生徒が作成したPOP(ポップ)(紹介文)とともに高校生のおすすめ本を紹介している。若い世代の読書を推進しようと、同校と図書館が連携した初の試み。
高校生たちが推薦したのは、本屋大賞を受賞した辻村深月さんの大ヒット小説『かがみの孤城』や司馬遼太郎の『坂の上の雲』のほか、新書や図鑑、実用書、レシピ本などさまざまなジャンルの36冊。
同校の図書委員と生徒有志の41人が作品を選び、内容や魅力をキャッチコピーや紹介文、イラストで伝える42点のPOPを作成した。
「高校生の代表として自分の感想を中心に書いた」と、ドラマの原作小説のPOPを作成した図書委員の岩橋陽磨(はるま)さん(3年)。深海の生物に関する本を選んだ鶴岡日依(ひより)さん(同)は「深海の生物=気持ち悪い」というイメージを覆してもらえるようにメッセージを込めた。「趣味や自分が好きなものを見つけるツールとしても本を読んでみては」と坂爪大悟さん(同)は話す。
今回の企画は「街をよりよくするためのアイデアを考える授業」で当時1年生だった岩橋さんが図書館の蔵書に帯を取り付けることを提案したのがきっかけで実現したもの。このアイデアを市議会に陳情として提出、採択されたことが展示につながった。
期間は9月30日(金)まで。本の貸し出しも可。
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