市内13地区の先頭を切って、南湖地区の合同防災訓練が西浜小学校グラウンドで9月10日に行われた。6自治会などで構成する同地区まちぢから協議会(三觜(みつはし)健一会長)が主催。新型コロナウイルスの影響で3年ぶりの開催となった。
感染防止対策を講じ、対象者を自治会自主防災会の防災リーダーなどに限定して約110人が参加。4班に分かれ、各自治会が持ち寄った災害用トイレとテントを組み立てたり、タイプの異なる発電機の取り扱い方を確認したりした。市職員が凝固剤と吸水シートを利用して水が固まる様子を見せ、「在宅避難時に家のトイレが使えないことを想定し、家族人数分の簡易トイレを用意しておくと安心」と説明した。
参加者は起震車で、関東大震災と同等の最大震度7の揺れも体験。「四つん這いで踏ん張ってもお尻が浮いた。起震車から降りても体が揺れている感じ」と話す住民も。また、乗る人に不安を与えないように車いすを操作する訓練や火災の模擬煙の体験などもあった。
まちぢから協議会の亀山計次副会長は「災害が襲ってきたときには、今日の体験を自助・共助に役立たせることをお願いしたい」と訴えた。
地区防災訓練は、すべての地区で11月までに順次開催される予定。
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