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茅ヶ崎・寒川 人物風土記

公開日:2022.11.04

11月9日から始まるギャラリー街路樹の展示に参加する陶芸作家
佐藤 東魚(とうぎょ)さん
浜之郷在住

「作ることは生きること」

 ○…茅ヶ崎を拠点に陶芸作家として活動する。11月9日(水)から中海岸のギャラリー街路樹で開催される「秋の五人展」に参加し、「テーブル花器」など日常で使える陶芸作品を出品する。「手作りなので形や模様など一つとして同じものはない。陶器の魅力を感じてもらえたら」と話す。

 ○…生まれも育ちも横浜。7人兄妹の末っ子で「快活な子だった」と振り返る。父はおもちゃ工場の社長、兄は水墨画家。「知らないうちに芸術が身の回りにあった」。そうした環境もあり、物心ついた頃から絵を描くことが好きで、高校卒業後は美術の予備校へ。最初は絵画を勉強していたが「何か違和感があって立体の方に興味が湧いた」と陶芸の専門学校へ進学し直した。

 ○…しかしその後の道のりは波乱万丈。「食べることが好きだし役に立つはず」と調理師免許を取得し、結婚を機に移り住んだ茅ヶ崎では一人娘を背負いながら惣菜屋を営んだこともあった。「とにかく好奇心が旺盛で、やりたいと思ったことはやらずにいられなかった」。一方で陶芸への情熱も衰えず、働きながら10年かけて学校を卒業した。

 ○…「作ることは生きていくこと」と、その後は自らの作品を発表しながら市内で40年にわたって陶芸教室を運営してきた。コロナ禍以降、イベントや公民館での教室がなくなった際には「気持ちがふさぎ込んだ」という。それだけに久しぶりの展示となる今回のイベントにかける思いは強い。「陶芸は縄文・弥生時代から手法があまり変わらず原始的。生活そのものが文化として残ってきた」と語る。今後について尋ねると、「いつか娘一家の住む沖縄の道の駅を順に回って、陶芸を広めていきたい」と笑った。

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