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茅ヶ崎・寒川 人物風土記

公開日:2023.02.24

10周年コンサートを開くゴスペル団体WIZ Gospel Choirの代表を務める
佐藤 真知子さん
円蔵在住 

人生輝く魂の発露

 ○…2013年3月の結成から節目の10周年を迎え、4月9日に茅ヶ崎市民文化会館大ホールで記念コンサートを開く。新型コロナの影響で4年ぶりとなる定期発表会。「希望や祈りを分かち合い、癒しと勇気を与えてくれるゴスペルのメッセージをダイレクトにお届けしたい」と話す。コンサートのテーマに掲げる「Just a Beginning〜明けない夜はない〜」に込めた意味も特別なものに映る。

 ○…友人の影響でゴスペルを始めた。歌を通じて喜びや悲しみ、他者への愛、感動をともにできる魅力にひかれ、本格的にゴスペルに取り組もうと、仲間4人でクワイアを立ち上げた。地元のユニバーサル音楽祭や市内外のイベントなどへ精力的に出演。心を揺さぶる圧倒的なパフォーマンスに魅了されてメンバーとファンも大勢増えた。「講師や仲間に恵まれたおかげ」としみじみ。

 ○…東京都出身。海外滞在中に両親が茅ヶ崎へ移り、帰国後は実家の近くに住まいを構えた。カナダや豪州での生活を経験し、「茅ヶ崎はちょうどいい住みやすさ」。畑で野菜づくりを楽しみ、外資系企業で人事を担当する。人を包み込む温かさに満ち、快活な人柄。本番に向けた練習中も頼もしいリーダーと仲間たちの笑顔は絶えない。

 ○…メンバーは20代から70代までの男女約100人。子育てや仕事にまい進する人、一段落着いた人、介護をしている人などさまざまだ。ゴスペルを歌うときは、家庭での役割や職場の肩書から離れてありのままの自分になれる時間。魂の叫びを高らかに、エネルギッシュに歌い上げる。「各自がいろいろな思いを胸にステージに立ちます。音楽のプロや専門家ではない私たちが人生という宝石箱を開いて、キラキラと光を放つ瞬間です」

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