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茅ヶ崎・寒川 文化

公開日:2023.06.23

待合室で個展 20年
三輪内科クリニック

  • 作品を眺める三輪院長

 地域の芸術家らの作品展示の場所に-。三輪内科クリニック(三輪正彦院長・81/松風台24の15)が、待合室を開放し、このほど20年となった。

 同院では、ほぼ月替わりで油絵やデジタルアート、写真、押し花、絵手紙などのさまざまな作品を待合室に飾り、地域のアーティストらの個展を開催している。6月15日時点では、淡くやわらかなタッチで植物などを描いた村井完治さんの水彩画が待合室を彩っている。

 20年前、地域の美大生が「個展を開きたいが、場所代が高くて」と相談したのがきっかけだった。元来、絵画に興味があり気に入った作品をクリニックの待合室に飾っていた三輪院長は「それならばうちを使ってくれればよい」と場所を提供。2003年に待合室の個展が開催されて以来、展示場所を求めて芸術家が増え、現在では第166回目を数える。きっかけとなった美大生は結婚し姓が変わった今も、個展を開いているという。

 三輪院長は「中には売り込みもあったり、患者さんのお子さんだったり、児童絵画展の入賞作品の展示も行っている。セミプロレベルの作品を飾らせてもらっている」と話す。

 観覧希望者は、診療時間内ならば患者だけでなく誰でも可。出展者の友人らも多く訪れるそう。

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