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公開日:2023.08.25

プロゴルファー祖父江歩さん
全米シニア女子OP出場
「挑戦する姿見せたい」

  • 予選通過のメダルと賞状を手にする祖父江さん

 香川在住の女子プロゴルファー祖父江歩(そぶえあゆみ)さん(54)が8月24日から27日まで、アメリカオレゴン州・ポートランドで行われている「全米シニア女子オープン」への出場を決めた。30年近いプロ生活を経ていまだ現役を貫き、近年は競技の普及や地域貢献にも積極的に取り組む祖父江さん。「挑戦し続ける姿を見せることで、後輩ゴルファーや同じ世代の人たちが何かを感じてくれたら」と話す。

名選手も多く出場

 同大会は全米ゴルフ協会の主催で2018年にスタートし、今年5回目を迎える。対象は50歳以上の女性で、プロだけでなくアマチュア選手も出場できる。

 18年はローラ・デービース、21年はアニカ・ソレンスタムが優勝するなど名選手も数多く出場しており、女性シニアゴルファー憧れの大会として知名度を上げている。

 祖父江さんは昨年も挑戦する予定だったが、直前の交通事故で断念。しかしそのことが持ち前の闘争心に火をつけた。

 今回は予選前に若手と合宿を行うなど、万全の調整を重ねた。全米16カ所で行われた予選のうち祖父江さんは7月24日に米オレゴン州・ポートランドで開催された予選会を首位で通過して、念願の出場権を獲得した。

 今大会には福嶋晃子選手ら日本人選手10人が出場する。「本戦はアップダウンに富む難しいコースなので、技術に優れた日本人選手にも有利だと思う。出場するからにはもちろん優勝を狙う」と力強く語る。

プロ22年目の初優勝話題に

 祖父江さんは相模原市出身で中学、高校時代はソフトボールに打ち込んだ。「当時、同じソフトボール出身の岡本綾子さんが活躍している姿を見てプロゴルファーに憧れた」という。

 高校卒業後、一度は薬剤師だった父と同じ道に進むことを決めたものの、夢をあきらめることはできなかった。21歳の時、親戚の紹介でスリーハンドレッドゴルフクラブ(甘沼)の所属となり、キャディーとして働きながら練習を重ねた。

 27歳でプロテストに合格。ツアー大会にも出場してきたが、優勝には手が届かなかった。

 それでも研鑽を怠らなかった祖父江さん。45歳以上のプロ選手を対象としたレジェンズツアーに参戦すると、18年の「LPGAレジェンズチャンピオンシップ」で初優勝。プロ22年目での栄冠は大きな話題を呼んだ。

 現役にこだわる理由を「今の日本には早くから世界で活躍する選手がたくさんいる。一方で20代でピークを迎えてしまうことを不安に思う選手も多い。彼女たちに『いくつになってもチャレンジできる』という姿を見せたい」と笑顔を見せる。

普及活動にも力

 最近では競技の普及活動にも積極的に取り組む。17年にはプロとアマが同時に出場できる「神奈川レディースオープン」を実行委員長として成功に導き、昨年6月には茅ヶ崎市スナッグゴルフ協会を発足させた。

 スナッグゴルフは限られたクラブを使うなど誰でも楽しめる競技。7月31日にはスリーハンドレッドゴルフクラブで小学生を対象とした体験会を開催した。

 祖父江さんは「ゴルフはルールとマナーのスポーツ。私自身もゴルフを通じて多くの人と出会い人間として成長させてもらった。その素晴らしさを多くの人に知ってもらうことでゴルフ界に少しでも恩返しできたら。活動を通じて茅ヶ崎から新しいプロゴルファーが生まれたらうれしいですね」と話している。

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