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茅ヶ崎・寒川 社会

公開日:2023.09.01

総合体育館 大規模改修へ
10月から約1年半

  • 完成から34年が経過

 茅ヶ崎市総合体育館で10月から、開館以来初となる大規模改修が行われることになった。期間は2025年3月までの1年半の予定。

 総合体育館は1989年の完成から34年が経ち、施設の老朽化が目立つようになっている。

 21年10月に震度4の地震が発生した際には、第1体育室の天井パネルが落下、第2体育室でもパネルのズレなどが確認されたことから、利用が一時中止された。

 また、各種競技の大会会場となる一方で空調設備がないため、熱中症への懸念を訴える市民も多かったという。

 そこで市は、国の「緊急防災・減災事業債」を活用し、同体育館を災害時に障害のある人や高齢者が優先的に利用できる「福祉避難所」として整備することを決定。合わせて設備の更新や空調の導入を図ることにした。

 空調は「輻射式パネル」と呼ばれるパイプに冷・温水を流すことで空気そのものを冷やしたり温めたりする仕組みを、第1、第2体育室に導入する。風が発生しないのでバドミントンや卓球など、競技に影響が少ないほか、整備コストそのものも抑えられるという(柔剣道場は通常のエアコンを導入)。

 また照明のLED化や床の張り替え、天井パネルのより軽い素材への変更も進める。トイレは車椅子などでも使用しやすいように広めのブースを設けるほか、オストメイトにも対応するという。

 詳細は決定していないが、エレベーターの改修も同時に進める予定だ。

 工事中は閉館するため利用者に対しては、「代替施設」として小・中・高校の体育館や公民館などの情報を周知する、としている。

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