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公開日:2024.01.12

能登半島地震
被災地支援の輪広がる
市役所分庁舎2階に募金箱

  • 第一陣として派遣された消防援助隊=市提供

  • 凧揚げ会場での募金活動=主催者提供

 石川県や富山県に甚大な被害をもたらした能登半島地震の発生を受けて、茅ヶ崎市でも被災地を支援する動きが広がっている。市は市役所内に募金箱を設置したほか、緊急援助隊を輪島市へと派遣。民間でも多くの団体が寄付金を募るなどの活動を続けている。

 市は1月5日、分庁舎2階地域福祉課窓口に募金箱を設置した。期間は12月27日(金)まで。同課では「義援金は日本赤十字を通して全額被災地に届けられる。問い合わせも多く市民の関心の高さを感じている」とする。

 また市消防本部は1月9日、消火小隊1隊(5人)と後方支援小隊1隊(3人)を石川県輪島市に派遣した。

 隊員らは国の要請を受けて編成された神奈川県の部隊に加わったもの。福井県を経由して現地に入り、家屋が倒壊した場所で行方不明者の捜索に当たっている。この第一陣は13日まで活動する予定だが、今後も人員を入れ替えながら派遣を続けるという。

 出発式で塩崎威副市長は「まだまだ助けを求めている人が多くいる。自身の安全を確保しながら能登のために頑張ってほしい」と激励した。

凧揚げ大会で募金

 サザンビーチちがさき海水浴場で2日と3日に開催された「新春凧揚げ大会」では、急きょ募金活動が実施された。

 会場では受付テント内に募金箱を設置。2日間で延べ4千人の来場者から27万8902円が集まった。

 9日にはイベントを主催した茅ヶ崎南地区まちぢから協議会の篠原徳守会長、同イベント実行委員会の三橋雅道委員長が茅ヶ崎市役所を訪れ、佐藤光市長に寄付金を手渡した。

 篠原さんは「募金してくれた人の中には『自分も大変だけれど、被災地の人はもっと大変だから』と言う高齢者もいた。本当にありがたく、改めて人のつながりの大切さを感じた」とし、三橋さんは「皆さん1人1人の気持ちが一つになったように感じた」と話していた。

 義援金は、日本赤十字社を通じて石川県に送られる。

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