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茅ヶ崎・寒川 人物風土記

公開日:2024.06.14

茅ヶ崎市まちぢから協議会連絡会の会長に就任した
三觜(みつはし) 健一さん
南湖在住 76歳

よりよい地域づくりを目指して

 ○…今年5月、茅ヶ崎市まちぢから協議会連絡会の会長に就任した。同協議会は自治会や地区社協、体育振興会など地域で活動する複数の団体が連携し、課題の解決を目指す市独自の取り組み。13地区の会長らが集まり、情報交換や活性化のアイデアを話し合っている。「『まちぢ』がどういう活動をしているのか発信を強化して若い人がより参加しやすい体制にしていきたい」と話す。

 ○…生まれも育ちも南湖。工業高校で建築を学び、その知識を活かし、都内で建設会社や設計事務所の営業マンとして活躍した。土日もない多忙な生活を送っていたが、転職した40代半ばに地域の自治会に所属。以来30年にわたって自治会活動を続けている。2016年、まちぢから協議会の発足と同時に南湖地区の会長となり現在も務めている。「業務が多く大変なこともあるけれど、行事や活動を通して地域の方に喜んでもらえるのが何よりもうれしい」と笑顔を見せる。

 ○…「仕事の関係で茅ヶ崎を離れたこともあったけれど、結局すぐに戻ってきた。南湖の昔ながらの町の空気が自分にはあっているみたい」。住吉神社の役員も務めており、浜降祭に向けた準備にも携わる。近年は担ぎ手不足などの課題も。「みんな祭りを楽しみにしているし、地域の伝統を大切にしていきたい。そのために守るべきものは守り、変えるべきことは変えていきたい」と力強く話す。

 ○…「体を動かすことが好き」で月に1回は自治会や地元の仲間と伊豆や御殿場にゴルフに出向く。神社や仏閣を巡ることも好きで、コロナ前はよく妻と一緒に国内旅行もしていたという。「時間が取れたらまた旅行に行きたいけれど、連絡会の会長をしている間は難しいかも」と苦笑する。

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