茅ヶ崎市は5日に開会した茅ヶ崎市議会6月定例会に総額約3億3千万円の一般会計補正予算案や条例改正案など計25議案を提出した。補正予算の主だったものは、子育て支援やごみ戸別収集の実験事業、JR北茅ケ崎駅のバリアフリー化など。
補正予算案の中で最も大きな額を占めるのは、子育て支援関連。待機児童対策として、既存の建物を賃借した分園の整備や、小規模保育事業の認可保育園化、小規模保育事業を行う事業者に対して、保育の実施に必要な建物の改修費用、改修期間中の建物の賃借料を補助する新規事業に2億79万4千円を充てる。
また、公立保育園の備品等の購入及び民間保育所等に備品購入費等の補助を行い、保護者や保育士の負担軽減を図る「手ぶらで保育スタートアップ支援事業」に3519万7千円を計上。昼寝用の布団や3歳クラス以上の主食(米飯やパン)を保育園で提供できるようにする。
バリアフリー化調査北茅ケ崎駅で実施へ
次いで補正額が大きかったのが、ごみの戸別収集実験事業に伴う、ごみ収集車等購入経費として1422万5千円。
市はごみの定期収集について当面の間、現行のステーション収集方式を維持しつつ、「将来的なごみ収集方式の変更も視野に入れながら、戸別収集の継続検討を進める」との方針を示している。今年度中に、市内一部のエリアをモデルにし、戸別収集の実験事業を実施し、自治会等・個人・市における影響や効果を図る予定。対象エリアは今後選定し、実験期間は約1年間。
また、07年から橋上駅設置の要望をJRに対し行うなど、検討されてきたJR北茅ケ崎駅のバリアフリー化に向けた整備事業費として968万円を計上。JRが行う調査設計の費用を負担する。12年度に市がJRに委託して行った調査では、橋上駅舎やバリアフリー対応のエレベーターを東西出口などに設置することで必要な工事費は総額で約15億円と算出された。
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