ソフトテニス2025年度全日本ナショナルチームU17男子チームの監督を務める 松口 友也さん 寒川町在住 41歳
「主体性ある選手を育てたい」
○…2025年度からソフトテニス全日本ナショナルチームU17男子チーム監督に就任した。8月には、同チームを率いて中国内モンゴル自治区で行われる「第33回日・韓・中ジュニア交流競技会」に出場する。「勝敗よりも選手たちに日本代表としての意識づけができれば」と結果だけでなく将来の成長につなげることを目指す。
○…大和市出身。ソフトテニスに打ち込む両親のもとに生まれ「気づけばコートにいました」。小学2年から大会に出場し、中学時代は全国大会を2連覇。ヨネックスなど実業団チームで10年にわたってプレーし、天皇杯では2度の準優勝に輝いた。引退後は同社の女子チームを6年間率いた。「まだ若く、自身のやり方を押し付けて上手くいかないこともあった。多くの経験を積ませてもらった」と指導者像を見直す契機になったという。
○…現在は、厚木市と小田原市でスクールを経営し、小学生から70代まで幅広く指導。「方向性を示したほうが良い人もいれば放任が合う人もいる」と生徒に合わせた柔軟な対応を心がけている。「トップダウンではなくフラットな組織に」とスクール内に選手会と保護者会を設け、指導者を加えた3者が対等に意見をぶつけ合うディスカッションを定期的に行っている。「選手の意思を尊重することで、能動的、主体的に動く人を育てたい」と技術面以外の成長も重視する。
○…休日には、3人の娘とともに公園巡りに出かけるなど子煩悩な一面を覗かせる。小学1年の長女は最近、ソフトテニスを始めた。「もちろんうれしいけれど、他の道を選んだとしても尊重し、親として全力で応援したい」と家族に対しても個を尊重する姿勢が垣間見えた。
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