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茅ヶ崎・寒川 文化

公開日:2025.06.20

担ごう「夢みこし」
うみかぜテラスで体験会

  • 「夢みこし」と製作した吉野さん

 「おみこしを担ぐ楽しさを多くの人に知ってほしい」と「ちがさき夢みこし担ぎ体験会」と題したイベントが、茅ヶ崎公園体験学習センターうみかぜテラス(中海岸3の3の9)で開催されることになった。

 企画・監修するのは、茅ヶ崎市赤羽根で「茅ヶ崎どっこいファーム」を営む吉野正人さん。「三社祭」で知られる浅草で生まれ育った吉野さんは、茅ヶ崎に移住した後も八大龍王神(中海岸)の神輿保存会会長を20年近く務めた。

 近年は「祭りの担い手不足に危機感があった」という。「子どもの頃から気軽におみこしを担ぐ体験ができれば、もっとお祭りに関わる人が増えるのでは」と考え、約1年をかけて万灯みこしを完成させた。

 今宿の神輿工房「神輿康」の中里康則さんに協力を仰ぎ、鈴やタンス(カン)は本物を使用するなど、本格的な仕上がり。担ぎ手が夢を書いて収めることから「夢みこし」と名付けた。昨年秋以降、地域の祭りに参加したり、農業体験で農園を訪れた小学生に担いでもらうなどしている。

 今回のイベントは、「(神社が少ない)市の南東エリアの子どもたちが、伝統文化に触れるきっかけになれば」とうみかぜテラスを会場に実施する。吉野さんは「こうした機会に、おみこしを担ぐ一体感を味わってほしい」と話している。

 イベントは全5回で初回は6月28日(土)の午後2時から4時まで。対象は小学3年生以上で、参加無料、申し込み等も不要。今後は9月27日(土)、11月22日(土)、2026年1月24日(土)、3月28日(土)にも予定されている。

 問い合わせは、うみかぜテラス【電話】0467・85・0942へ。

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