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茅ヶ崎・寒川 文化

公開日:2025.07.04

倉見神社
神輿を初の大規模修復
浜降祭で一般公開予定

  • 神輿を前に笑顔を見せる関係者

 倉見神社(寒川町倉見46)の神輿がこのほど、製作以来初となる大規模修復が行われ、6月14日、関係者らに披露された。

 この神輿は1979年に東京・浅草の仏具店で作られたもの。本体には頑丈なケヤキが使われ、その重厚さが特徴とされている。製作以来、大きな補修は行われてこなかったが、浜降祭や例祭などで長年使用されてきたことで、金箔の剥げや漆のくもりなど老朽化が目立つようになったことから、今回初めて修復が行われた。

 神輿の修復の話があがったのは4年前。そこから同神社関係者らが委員会を結成し、修復箇所の計画など準備が進められてきた。昨年10月からは資金集めを開始。同委員会の磯川浩さんは「本当に集まるか不安だった」と当時の心境を語るが、地域企業からの支援などもあり、3カ月で目標金額を達成した。

 神輿は千葉県市川市の専門業者の元へ運ばれ、約8カ月の修復を経て同神社に帰還。実物を見た関係者からは「感無量」「よくできている」という声があがっていた。

 地域への披露は7月21日(月・祝)に開催される浜降祭を予定している。磯川さんは「何年もかけて準備を進めてきた分、思いが詰まった神輿。若い世代にも引き継いで、担いでいってもらえたら」と話した。

 また同町最古の建造物で、町の重要文化財に指定されている同神社本殿の修復が進められており、今年10月に開催予定の例祭前の完成を目指しているという。

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