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茅ヶ崎・寒川 経済

公開日:2025.07.17

茅ヶ崎から世界へ、ビールでつなぐ地域経済
茅ヶ崎ビール 新入社員への期待

  • 元気な声で接客に応じた大野さん(左)と前川さん=茅ヶ崎ビール

 「茅ヶ崎ビール」(茅ヶ崎市中海岸4の12986の153)でこのほど特別イベントが開かれ、特典となった割引サービスを求め、多くの人でにぎわった。その中で、新卒で入社した2人が料理やドリンクの提供などで活躍を見せた。

 前川早紀さん、大野将輝さんは今春入社した新卒社員だ。

 前川さんはビール醸造への思いが強く、また、同社が目指す、ビール醸造などを通じた地域経済循環について大学で海外の事例を学んでいたことから、同社を志望したという。

 一方、大野さんは入社早々に大手企業のトップバイヤーとの難関な商談を成功させるという目覚ましい成果を上げた。会社の業務を学ぶ第一歩としてプレゼンテーションの資料づくりに注力していた大野さんはその知識とスキルを生かし、新入社員研修の一環として、取引先のトップバイヤーへの自社プレゼンテーションを任された。入念に準備された資料と、会社の代表として堂々と臨む姿勢がバイヤーの心をつかんだといい、それが今回の新規商談獲得という好結果につながったとされる。

 このように、「早く仕事を覚えたい」と意気込んでいる2人だが、イベントで接客やサービスを行うのは今回が初めてだった。

 2人は客からの注文を受けるとドリンクやフードを配ったり、客の質問に答えるなどして接客に応じた。初めは緊張した面持ちだったが、徐々に慣れてくると客からの声に笑顔でこたえ、現場での初仕事を終えた。「多くのお客さまと触れ合うことでとても勉強になる。これからも期待にこたえられるように頑張りたい」と前川さん。大野さんは「お客さまにおいしかった、頑張ってと言われうれしかった。もっと自分で考えて行動できるようになりたい」と抱負を話した。

 同店の代表兼総合プロデューサーを務める岩瀬望美さんは「2人に担っていただくのは、当社の要であるビール造りです。茅ヶ崎の地で培われるその一杯が、単なる飲み物ではなく、地域経済を循環させる原動力となることを期待しています。茅ヶ崎から日本、そして世界へと、私たちのビールを通じて地域経済の活性化をけん引する先駆者となってくれることを心から願っています」と期待を込めた。

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