茅ヶ崎・寒川 文化
公開日:2025.10.24
梅田中学校吹奏楽部
「誰かの心を動かす演奏を」
日本管楽合奏コンテスト出場へ
茅ヶ崎市立梅田中学校吹奏楽部が、10月25日に東京都内で開催される「第31回日本管楽合奏コンテスト」のB部門(36人以上)に出場する。
昨年、創部以来初となる東関東吹奏楽コンクールへの出場を果たした同部。メンバーが多く残った今年は、それ以上の成績を目指した。
自由曲に選んだのはチャイコフスキーの交響曲をモチーフとした『ピョートルの悲劇』。変拍子が多く繊細な演奏を求められる難曲だが「普段から明るく元気でしっかり吹ける子も多い。このメンバーなら十分に表現できる」(顧問の渡瀨崇行教諭)と練習を重ねてきた。
しかし満を持して臨んだ8月の神奈川県吹奏楽コンクールでは、金賞を受賞したものの東関東大会には進出できず。渡瀨教諭は「昨年と遜色ない演奏だったが、無欲で挑めた昨年と比べるとプレッシャーがあったかもしれない」と振り返る。
3学年で最後の演奏
そんな同部にもう一つの全国大会と言える日本管楽合奏コンテストへの出場決定の知らせが届いたのは今月初め。県大会での演奏を録音した音源が審査を通過した。
3学年36人での演奏は同大会が最後。「悔いが残っていたので、もう一度チャンスをもらえた」(部長の望月莉央さん)、「結果は出したいけれど、1年間目標としてきた『誰かの心を動かす演奏』をやり切りたい」(副部長の笠尾史歩さん)、「いろいろな楽器で一つの曲を作り上げるのが、吹奏楽の楽しいところ。終わった時に自分たちがいい演奏だったと思えるようにしたい」(副部長の八幡美乃里さん)と意気込んでいる。
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