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茅ヶ崎・寒川 社会

公開日:2025.12.05

オレオレ詐欺が多数
警察官装う手口も

 特殊詐欺被害が後を絶たない。茅ケ崎警察署が管轄する茅ヶ崎市と寒川町では、元日から10月末時点(速報値)で約75件、約2億6200万円の被害が発生している。

 内訳では、オレオレ詐欺が47件・被害額約2億1800万円で、そのほとんどを占めている。13件が還付金詐欺で同3900万円。オレオレ詐欺は、携帯事業者をかたり「あなたの携帯番号が悪用されている」、銀行員をかたり「あなたの口座がマネーロンダリングに使われ犯罪者に収益を提供している」などというものや、かかってきた電話が自動音声で「携帯電話が使えなくなる」というものもあるという。そこからSNSなどに誘導し、中には警察官を装って、偽物の警察手帳を提示する例も。手口はますます巧妙化しているという。

SNS型詐欺に注意

 「必ず利益が出る」などと誘う投資詐欺や、恋愛感情や親近感を抱かせて金銭を送付させるロマンス詐欺なども増えている。特殊詐欺が身内の愛情、優しさを利用する卑劣な犯罪だとすれば、SNS型詐欺は人の心理につけこんだ狡猾な犯罪。茅ヶ崎・寒川エリアでは、投資詐欺は5件で4000万円、ロマンス詐欺は5件で9000万円の被害があった。

 被害にあわないための注意点として、同署生活安全課担当者は、「警察官がSNSで警察手帳を出すことはありません。海外からの通知の電話番号には出ないこと。携帯電話会社のサービスで設定もできます。そのなかで電話やSNSで『お金』『キャッシュカード』『還付金』などのキーワードが出てきたら詐欺の可能性が高いと考え、すぐに警察や家族に連絡、相談をしてください」と呼び掛けている。

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