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平塚・大磯・二宮・中井 人物風土記

公開日:2011.09.01

湘南ステーションビル(株)代表取締役社長
土屋 勝彦さん
静岡県御殿場市在住 63歳

地域に根ざす”人情社長”



 ○…平塚・小田原・茅ヶ崎で駅ビル「ラスカ」を展開する湘南ステーションビル(株)の代表取締役社長に就任。JRの駅長や、JR退職後関連会社での常務取締役、平塚ラスカ店長兼専務取締役、他子会社の代表取締役社長など様々な役職を歴任している。「これまで先輩たちが創りあげてきた地域との繋がりを大切にしていきたい」と意気込みを語る。



 ○…「ラスカは地域に愛されていると肌で感じる」と頬を緩ませ、語る。自ら開店の迎客に立ち、開店待ちで並んでいる人、週に何回も来店する人を見ていると実感するという。時にクレームなども寄せられるが「それは期待されているからこそ。しっかり受け止めてより良いサービスの提供に努めたい」と真摯な姿勢だ。「スタッフの真剣さもすごく伝わってくる。手作りのイベントをこんなにやっている駅ビルは他にないよ」と誇らしげに笑顔。



 ○…出身は御殿場市。実家は農家で結婚を機に戻って以来、出勤前に田んぼの手入れを行っている。今はほぼ一人で見ているが、奥さんも手伝ってくれているそう。「農作業で体を動かすのは気分転換にいいんだ」と、”スーツを着こなす社長”とは違う一面を覗かせながら「職場で考えるよりいい発想が浮かんだりするんだよ」と続ける。田植えの時期になると近所や国鉄・JR時代の仲間が手伝いに来てくれるのも楽しみの一つのようだ。



 ○…「まちの玄関口として、迎えるための商品とサービスを提供したい。朝市やのみ市、夕市で特産品を紹介するのも面白いかな」と展望を語る。「空洞化で駅前を寂しくさせたくない」という気持ちが強く、周辺商店街と協力して歩む方法を模索している。市観光協会等のイベント協力など、地域への取り組みも積極的に行っていくつもりだ。「お互いに顔の見える地域密着の企業」。その理想に向かって邁進する。

 

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