サンレジデンス湘南 被災地支援に生ごみ活用 有機肥料化し販売金を寄付
市内田村の特別養護老人ホーム「サンレジデンス湘南」(運営/社会福祉法人惠伸会)は、施設で排出される生ごみを有機肥料にし、販売代金を被災地へ寄付する取り組みを行っている。
生ごみから有機肥料を生成している(株)二見(小田原市)に生ごみの回収を委託し、同社の商品「健やかファーム」の材料として使用してもらう。代わりに、同社から提供された商品を施設に置き、来所者や職員に購入してもらうというサイクルだ。
同施設では1日約40キログラムの生ごみが排出されるという。これまでは市の焼却施設で処分していたが、地球環境に配慮して、10月から有機肥料への転用に移行している。
商品の売上は、東日本大震災の義援金として全額を日本赤十字社に寄付。1袋200円からの販売で、価格は購入者に委ねている。
施設職員は「生ごみのリサイクルに携わることで、スタッフの間にも食べ残しはやめようという気持ちが生まれているようです」と話す。今後は、同法人が運営する保育園の農業体験に商品を利用するなど、食育教材としての活用も視野に入れている。
健やかファームは、同法人が運営する市内各施設にも置かれている。問合せは、社会福祉法人惠伸会【電話】0463・54・7007まで。
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