武術や空手の真髄を本に 「清武会」西田代表が上梓
袖ケ浜に道場を構える極真空手「清武会」の西田幸夫代表が、「空手!極意化への道(BABジャパン/税込1680円)」を上梓した。武道雑誌「月刊秘伝」での連載をまとめたもので、自身の40年以上の空手経験を時系列で追いながら、武術の在り方、考え方を綴った。技術解説写真も多数掲載されている。
西田代表は、海外選手との試合経験などから腕力の限界を痛感。伝統的な空手の原点に立ち返る一方、合気道や中国拳法の理論も取り入れ、「剛」を極める極真空手に「柔」の要素を吹き込んだ。西田代表は「力がなくても、技術があれば強くなれる。例えば、小さい人間が大きな人間に対峙するときの体力差、それを補うための技術を追求している」と話す。
また、西田代表は「養生」が武術の基本であるとし、病気にならない強い身体を作ることに空手の稽古の真髄があると説く。「武術を学ぶ人はもちろん、健康法として取り入れたい人にも読んでもらいたい」という。
西田代表は、極真空手の創始者である大山倍達の直弟子として、15歳から空手を始めた。極真会館の日本代表及び世界代表を務めた後、1999年12月に極真空手「清武会」を発足。空手7段、大東流合気柔術師範5段、琉球古武術師範5段、沖縄剛柔流範士9段。
|
|
|
|
|
|
|
<PR>