平塚市は4月から、消防本部の救急隊員3人と救急車1台を市民病院に常時派遣する「救急ワークステーション」の本格運用を開始する。消防本部が、救急医の処置が早期に必要であると判断した場合、市民病院の医師が救急車に同乗して現場に出動、救急救命士と連携して救命率を高めようとする取り組みだ。
市によると、ワークステーションを試行運用した今年1月7日からの約3カ月間、医師同乗の出動は22件あった。医師の救命処置により、心肺停止していた患者の心拍が再開した症例も報告されている。
救急隊員は1カ月交代で、平日の午前中から夕方まで市民病院に派遣。救急隊員が、病院内で医師から救急医療の知識や技術を学べる利点もある。
市消防本部では「特別な医療処置が必要となる場合でも、医師が現場から(搬送先の)病院にいち早く準備を要請できる利点もある」と話す。ワークステーションの導入は、県内で横須賀市に続き2例目。
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