平塚市が「湘南海岸公園再整備計画」を策定し、千石河岸〜撫子原の海岸周辺に広がる「都市計画公園湘南海岸公園」に整備する具体的な施設内容をまとめた。龍城ケ丘プールの跡地利用や、高浜台にある湘南海岸公園の再整備などについて概要が盛り込まれた。素案の段階で検討するとしていたバーベキュー場の設置は見送られた。
龍城ケ丘プールは、プールの躯体を活用し、多目的広場を創出。市民市やスケートボード、交通安全教室などに利用できるように整備し、休憩所やトイレ、自動販売機も設置する。スケートボードに特化した施設を整備するかは今後、検討するとしている。
湘南海岸公園は、売店とトイレの一体施設を新たに建設し、人工芝のフットサルコートを2面、児童向けの複合遊具、軽運動器具を新たに整備する。また、プール南側に現在約80台ある駐車場を東方面に広げ、プール東側にも増設する。
袖ケ浜にも駐車場を増設バーベキュー場は見送り
湘南海岸公園再整備計画は、対象地となる都市計画公園を5つのゾーンに分け、それぞれの環境に応じた再整備の方向性を示す。
「龍城ケ丘」「湘南海岸公園」の各ゾーンでは、龍城ヶ丘プール跡地や湘南海岸公園の施設整備に取り組むほか、湘南ひらつかビーチパークでバスケットボールの既存ゴールを撤去、2基を新設する。
「虹ケ浜」「袖ケ浜」「高浜台」の各ゾーンは環境保全の観点から再整備は行わず、飛砂防備保安林や竹柵、砂浜の維持管理を行う。
また、現状の課題のひとつとして慢性的な駐車場不足を挙げ、湘南海岸公園の芝生部分に駐車場を拡充するほか、龍城ケ丘プールの東西どちらか一方の飛砂防備保安林指定のない隣接地も駐車場に活用し、来場の受け皿を整える。
一方、素案の段階で湘南海岸公園に検討するとしていたバーベキュー場は、騒音や臭い、衛生などを理由に設置を見送った。
また同公園内に建設する売店の活用法について、所管するみどり公園・水辺課では「地元の特産物を販売して欲しいなどの声はあるが、建物の規模や内容はまだ検討段階にある」と話すにとどめている。
市は今後、再整備計画の基本設計に着手。施設内容をより具体化し、今年10月を目途に発表したいとしている。
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