ペダル漕いでパトロール 「湘南平塚サイクルポリス」が発足
自転車事故や街頭犯罪の減少を目指そうと、平塚警察署(鳥海保弘署長)は、自転車に乗って地域の隅々までをパトロールする部隊「湘南平塚サイクルポリス」を発足した。
湘南平塚サイクルポリスでは、交通課や警備課の20代を中心とした若手署員男女10人で編成し、小回りの利くスポーツ用のクロスバイクで市内を巡回。自転車のマナー向上やひったくりなどの街頭犯罪の注意を呼びかける。自転車部隊の発足は、県内初。
「パトカーや白バイを派遣するのが難しい商店街の路地裏や住宅街もきめ細かく巡回でき、万が一街頭犯罪が発生した場合も、自転車の瞬発力を生かして機敏に対応できる」と鳥海署長は期待を寄せている。
また平塚市では、自転車が関係している交通事故が多発しており、県交通安全対策協議会が定める「自転車交通事故多発地域」にも11年連続で指定されている。そのような中、署員が自転車利用者の目線に立って、正しい乗車方法や交通ルールを指導することも同部隊のねらいだという。
唯一の女性隊員である矢澤美幸さん(25)は、「クロスバイクにヘルメット姿という珍しい巡回方法に、市民の皆さんも関心を持ってくれているよう。自転車マナーの向上はもちろん、ひったくりや振り込め詐欺への注意も呼びかけていきたい」と意気込む。
サイクルポリスは今後、市内のパトロールを強化していくほか、交通安全キャンペーンなどで広報活動も行っていく予定。
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