平塚の囲碁棋士 躍進 平塚中等・江南が団体で全国へ
「囲碁のまち平塚」を背負って立つ高校生棋士が活躍している。7月22日から始まる第38回全国高校囲碁選手権大会(東京都・日本棋院)では、平塚中等教育学校が男子団体、平塚江南高校が女子団体でそれぞれ県代表に選出。市内の高校が男女アベック出場を果たす快挙だ。
平塚中等の男子団体は、全国の切符をかけた県予選決勝で平塚江南との対戦を制し、代表の座をつかんだ。昨年の同大会で個人戦4位となった前田暖さん(6年・中高一貫校のため6年制で表記)を筆頭に、北嵜司誠さん(4年)、藤井貴史さん(5年)の布陣で臨む。部の代表を務める前田さんは「団体戦は個人戦と比べて仲間がいるから心強い。全国の舞台でできるだけ上を目指したい」と意気込む。
同校の囲碁部には15人が所属。「特別な練習はしていません」(前田さん)というが、実際の対局を振り返ることでウィークポイントを探るなど、部員一人ひとりの実戦力を養っているという。
前田さんと北嵜さんは、県内でも数人という高校生6段の腕前だ。2人より遅く囲碁を始めた藤井さんも5段を所持し、部内だけでなく碁会所で大人相手に対局を行うなど練習に余念がない。前田さんにとっては最後の夏となるだけに、北嵜さんと藤井さんは「先輩の花道を飾りたい」と闘志を燃やしている。
なお同校からは、第38回全国高等学校総合文化祭茨城大会(7月27日〜31日)の囲碁部門個人戦に北嵜さん、女子団体の神奈川県代表チームとして義原千花歩さんが出場を決めている。
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