平塚市倫理法人会の3代目会長に就任した 篠ヶ瀬(ささがせ)隆さん 藤沢市在住 54歳
「全ては自分の心次第」
○…「企業に倫理を 職場に心を 家庭に愛を」をスローガンに経営者らが”正しい生き方とは”を学ぶ全国的組織、倫理法人会。平塚市倫理法人会は2008年に発足。「加盟122社というのは県下19カ所の中でトップ。内容、活動の質も高いと思う」と胸を張る。3代目会長就任後の所信表明では「魅力をさらに高め、参加する意義のある中身の濃い会にしていこう」と呼びかけた。
○…30年来の友人だった田中耕一前会長の誘いで2年半前に入会。「セミナー開始は朝6時と聞き、早起きするのもいいかと軽い気持ちで参加したら、背筋が伸びるような感じがした」と会との出会いを振り返る。今や週1回のモーニングセミナーは「心を整える場所」。4時に起きる習慣を体得し、さまざまな分野の人と出会って語り合うことで「自分を客観的に見られるようになった」という。
○…タイル工事店にもかかわらず、電気の付け替えなど頼まれればどんな仕事も引き受けて人に感謝される父を見て育った。「手伝えることはないか、やはり継ぐのが親孝行じゃないかと」高校卒業後、家業見習いに。38歳で代表に就任してから、一般住宅リフォームを事業の主軸に据えた。倫理法人会は朝礼を大切にしているが、会社では社員に「基本は『挨拶を笑顔で、朗らかに働こう』。そして押し売りではなく指名されるよう、どうすれば喜ばれるか考えて行動しようと話しています」。地域で役立ち、愛される会社とは、を自身にも問い続けている。
○…仕事と会の活動で忙しく、「趣味はジムでのエアロビクスぐらい。痴呆予防になりますよ」。子どもは自立し、妻と二人暮らし。絶えない笑顔が印象的だが、「楽しいと笑うけど、『笑顔になると楽しくなる』ということも会で学んだ。知っていたら子育ての仕方も違っていたかも」と頭を掻きながら笑う。「全ては自分の鏡。自分の心次第です」と言葉に力を込めた。
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