第60回青少年読書感想文全国コンクール(全国学校図書館協議会・毎日新聞社主催)で、港小学校6年の大木あさひさんが全国3位にあたる毎日新聞社賞を受賞した。小学生から高校生までを対象としたコンクールで、449万2194編の応募の中から510編が入選した。
大木さんが読んだのは、課題図書の「マッチ箱日記」。イタリアから移民としてアメリカに渡り、壮絶な半生を送ってきた老人がひ孫に、当時の思い出を詰め込んだマッチ箱を見せながら、自身の半生を語っていくという作品。
大木さんにも亡くなった祖父との思い出の品を入れた宝箱がある。主人公のつらい過去を祖父との別れに置き換え、「つらい過去があったからこそ、自分は強くなれた。思い出は過去ではなく、未来を創るためのもの。今を一緒に生きられる人との時間を大切にしたい」と感想を綴った。最初は「主人公がなぜ苦労した人生を穏やかに思い出せるのか不思議に思った」と話す大木さん。10回以上読み重ね主人公の気持ちを理解したという。
大木さんは読み書きすることが大好きで、「将来は舞台の脚本家か演出家になりたい」と夢を語っていた。
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