応用物理学会の春季学術講演会が13日、東海大学で開かれ、青色LEDの開発に貢献しノーベル物理学賞を受賞した名城大学の赤崎勇終身教授、名古屋大学の天野浩教授、米カリフォルニア大学の中村修二教授が揃って講演した。
早朝から整理券を求めて約200人が列を作るなど関心の高さをうかがわせた。会場の3000人規模のホールの他、キャンパス内に数か所中継所を設置し、講演の様子を放送した。
赤崎勇終身教授は「青色発光に魅せられて」と題し、青色LEDの材料となる窒化ガリウムの結晶化のために試行錯誤した日々を振り返り、「絶対に成功できると確信していた」と話した。天野教授は「2020年までに総発電量の7%の節電が可能」と青色LEDの未来を語り、同学会の活動を紹介しつつ「次世代の人材の育成を」と呼びかけた。中村教授は「マスコミには他の2人が開発をして、僕は量産化に成功と紹介されることが多いが、量産化だけではノーベル賞はとれない」とユーモアたっぷりに話し、会場を沸かせた。
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