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平塚・大磯・二宮・中井 経済

公開日:2015.04.02

漁港の食堂の運営会社
魚加工場を整備
六次産業化加速めざし

  • 地魚を手に笑顔の常盤社長

 地元で水揚げされた魚を提供する飲食店兼加工場「平塚漁港の食堂」(千石河岸)を運営する株式会社ロコロジ(常盤嘉三郎社長)が、漁協との六次産業化を加速させるため、代官町に地魚の食品加工場を開設する。5月の稼働を目指す。

 同社は昨年、漁協と協力して同食堂を開店。連日行列ができるなど集客は予想以上だったが、メニューにあわせた魚種を確保する必要性から、その日大量に水揚げされた魚や低利用魚を仕入れ、貯蔵する倉庫が確保できなかった。常盤社長は「このままでは市場出荷されない魚を漁師さんから購入し、付加価値をつけて販売するという六次産業化本来の目的が果たせないと判断した」と話す。

 新工場では魚種を問わず大量に仕入れた魚を保存する冷蔵庫を確保。カルパッチョやオイルサーディンといった個性的な惣菜に加工し、工場に併設する新店舗で販売するほか、地元スーパーへの流通も目指す。常盤社長は「保存料を使わず日持ちはしないが、魚の新鮮さを楽しめるような地元向けの商品を提供したい。地元漁業の活性化につながれば」と話している。

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